生徒 カズ僕はいつも嫌な事があると家に帰ってもずっと考えてしまうんだ…他の事が手につけないくらいにね…
教授そうか…何度も反芻(繰り返す)してしまうのだな？
生徒 カズそうなんだ、何か気晴らしになる良い方法ないかな？
教授今回の研究では頭の中で言葉によって気を逸らすよりも別の物事をイメージする方がより気晴らしになる事が分かったのじゃ！
生徒 カズうーん…どういうこと？
教授負の感情になっている時に、レモンの事を考えるとしよう。そこでレモンは酸っぱい、ビタミンCが豊富…と文章で連想するよりもレモンの形を想像する方が意識が逸れやすいのじゃ！
生徒 カズなるほど！じゃあ教授に怒られた時は僕の好きな抹茶アイスを沢山思い浮かべればいいんだ！
教授う、うむ…だがちゃんと反省はするのじゃぞ？笑
生徒 カズ…はーい！
オレゴン州立大学の最新研究によれば、ネガティブな思考スパイラルに困っている青少年に対して、心的イメージを使った気晴らしが言葉による思考よりも効果的であることが明らかになりました。
この研究は、オレゴン州立大学の心理学助教授であるハンナ・ローレンスの指導のもとで行われました。彼女は短期的な気晴らしの有効性を強調し、「思考のスパイラルを断ち切り、セラピストや友人、親に助けを求める余地を与えてくれる」と述べました。過去の否定的な出来事に取り囲まれると、気分がさらに悪化し、感情や身体の調整が難しくなります。
この研究は、青少年のうつ病の危険因子を研究し、介入策を開発するTIDESラボで行われました。
研究では、145人の13歳から17歳の参加者が集められ、約39％が臨床的に高度のうつ病の症状を経験していることがわかりました。参加者は否定的な気分を引き起こす課題に取り組み、その後、言葉による思考または心的イメージによる気晴らしのグループに分かれました。結果は、心的イメージが言葉による思考よりも気晴らしに有効であることを示しました。
この研究は、心的イメージが感情を改善するのに役立つ可能性があることを示唆し、ネガティブな思考パターンから抜け出すスキルが重要であることを強調しています。これは、青少年期にこのプロセスを中断させることが、将来のネガティブな思考パターンを予防するのに役立つかもしれないという希望を示唆しています。
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