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クリエイターと精神疾患

教授

今回の研究ではクリエイティブな仕事をしている人ほど精神疾患にかかる可能性が高い事が分かった

生徒 カズ

クリエイティブな仕事って例えばどういうの?

教授

研究者や写真家、ダンサーなどの創造的な仕事じゃな

生徒 カズ

最高の作品を作るために自分に厳しく追いこんでいるだろうからこの結果も分かるかも…

クリエイティブな職業に就いている人たちは、一般の人たちよりも精神疾患の治療を受ける頻度が高いことが、スウェーデンの大規模な登録研究によって明らかにされました。この研究は、カロリンスカ研究所の研究者によって行われ、その包括性からも注目されています。

この研究は、精神疾患とクリエイティブな職業の関連性を探るもので、双極性障害や精神分裂病が存在する家族において、芸術家や科学者が他の一般集団に比べて多いことを初めに示しました。そして、その後の研究では、さまざまな精神医学的診断に焦点を当て、入院患者だけでなく外来患者も対象にしました。

この研究では約120万人の患者とその親族を対象にし、2番目のいとこレベルまで特定しました。さらに、健常対照者とのマッチングを行い、数十年にわたるスウェーデンの人口統計データを含めました。すべてのデータは匿名化されており、個人情報は保護されています。

その結果、芸術家、科学者、作家などのクリエイティブな職業に就いている人たちには、双極性障害などの特定の精神疾患がより多く見られることが明らかになりました。さらに、精神分裂病、うつ病、不安症候群、薬物依存症、自閉症、ADHD、神経性食欲不振症、自殺のリスクも、クリエイティブな職業に就いている人たちで高いことが示されました。

研究者らはまた、統合失調症、双極性障害、神経性食欲不振症、自閉症患者の親族に、クリエイティブな職業に就いている人が多いことを観察しました。これらの結果は、精神疾患へのアプローチを再評価する契機となり、病気を取り除くのではなく、患者のニーズに合わせた柔軟な治療アプローチを模索することを示唆しています。

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どうもこんにちは!豆腐メンタル社会人のカズです!
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